息子のソロキャンプ(雪中編)

junk

2010年01月09日 00:19

とことん山へ向かう前日。

「お父さん、明日のとことん、前みたいにソロキャンしたいんだけどー」

「えぇー! 無理だって!」

「やってみたいんだよね~」

「無理!無理!無理!荷物積めないもん。君のひざの上しか空いてないよー。」

「荷物、ひざの上で抱えていくから」

「えぇー・・・・・・・・・・・・・、じゃ、やってみな!」

「うん。」

と、言うわけで、ソロキャンに連れてだけ行きました。



でっかいザックに、テント、タープ、マット、寝袋、着替え、とか、

何を詰め込んだのか、父はよく分かってませんが、ひとつにまとめ、

車の中では、ぎゅうぎゅう詰めになりながら、とことん山 までやってきました。

彼の分の受付も済ませ、

「そり借りる?」

「背負ってく。スノーシュー履いていくよ。」

スノーシュー履いて歩き始めました。



「設営場所はお風呂の近くがいいな~」

そう言いながら、吹雪の中 ラッセルし新雪を踏み固めていました。



また、降ってきましたね。

どうも、最初はペンタを建てようとしていたみたいですが、



「ロープ忘れてきたから、タープやめるわ」

「ロープの予備貸そうか?」

「いい」

風で煽られ挫けたのか?何か思いついたのか?ペンタは建てないことにしたみたいです。


親父が、搬入でソリを引き、ひーひー言っているうちに

いつの間にか ランブリ2 を建てていました。




雪に穴を掘り



「ここで料理できるよ」



って言ってましたが、



雪も風も吹いてきて、頭上の木の枝から

穴にもぐった息子めがけ雪がドサドサ降りかかってきました。



危ないんで、

火気の使用と、お湯の扱いは目の届くところでしてもらいました。



今晩の夕食も、インスタントラーメンだそうです。


このあと、我が家のサイトに御呼ばれし、

差し入れのおでん、鍋物、焼肉などでおなかを満たし、



お風呂に入って、温まったら、



新雪の中をラッセルし、道を作って遊び、



焚き火して遊んでました。



就寝時間が近づくと、

「ラジオなかったっけ?ソロは何か、音がないとさびしいんだよね」

と、言ってましたが、あいにく家のラジオは感度が悪く使い物になりませんでした。

諦めて・・・


寝る前にもう一度、お風呂に入って温まり

お風呂の温泉を入れた湯たんぽを抱えテントに向かいました。











翌朝。




起き出した親父は、タオル片手にトイレへ。で、次は朝風呂へ。

寝ている間に雪はあまり積もらなかったようです。

ほっかほっかになって風呂から上がった親父は思い出しました。

あっ!息子は?







「おーい! 生きてる~?」

「・・・・・・」



「おーい!」

「ん~?」

「大丈夫?」

「んん。」

「寒くない?」

「んん。もうちょっと寝る~zzz」

生きてました。



最後に起き出した息子は、差し入れのマフィンとお稲荷さんの朝食を摂り

出発時間に向け撤収を開始しました。

今回キャンプでの彼の唯一の失敗は手袋を濡らしてしまったこと。



雪の付いたポールが冷たく、湯たんぽのぬるくなったお湯で温めながら撤収してました。






約束の撤収時間に間に合いました。

最後にお風呂でしっかり温まってからチェックアウトしました。




帰りは、

彼のザックを車の荷台にぎゅうぎゅう押し込み、

あぶれた羽毛布団を抱えてもらって帰宅しました。

一番最後に起き出した彼でしたが、

暖まった車の中でアイスを食べ終えたら、いびきをかいて寝ていました。




彼にはいい経験になったかも知れませんが、

やっぱり、雪中はちょっと怖いですね。



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